2018/12/24 : 今週もよろしく&京都高雄神護寺の紅葉つづき&今上天皇、誕生日会見で安倍政権を牽制

皆さま、病室からおはようございますσ(ﾟｰ＾＊)
今年もあと一週間で終わりですね。
私はこれからが正念場の治療が続きます。
今日は外来診療がお休みなのに病棟は通常通りで、今朝から化学療法を受けます。
今日の治療でたぶん副作用が出そうですが、前回経験しているので気分的にはあまりひどくならないだろうと勝手に思っています^_^;
ところで今日はクリスマス・イヴですが、クリスチャンでない人も結構楽しまれるのでしょうね＾＾
私はクリスマスじゃなくてクルシミマスに今年もなっちゃいました(｡＿ﾟ)〃ﾄﾞﾃｯ！
これもみんなアベゾウリのせいにしときます(。＾p〇q＾。)プッ
なーんちゃってね(〃＾∇＾)o＿彡☆あははははっ

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[京都高雄神護寺の紅葉つづき]





[今上天皇、誕生日会見で安倍政権を牽制]

誕生日会見で発せられた今上天皇の言葉は、右傾化する日本と安倍政権に向けてのメッセージだったのではないかと考えられます。
昨日公開された記者会見の内容は予想以上のものでした。
明らかに安倍政権の政策や態度を危惧し、強く牽制するような言葉がちりばめられています。
今上天皇は、途中、何度も言葉をつまらせ、ときに涙声になりながら、自らが天皇として皇后さまとともに歩んできた道のりを振り返るかたちで、戦後の平和と反戦にかける思い、戦争の犠牲の大きさを正しく伝える姿勢、沖縄への気持ち、日本人だけでなく外国人への心遣い、そして日本国憲法における「象徴」の意味などについて語られたのです。
なかでも印象的だったのが、安倍政権による“いじめ”とも言える状況が苛烈を極める沖縄への強い言及です。
多くの皆さんがご存じのように、先の沖縄知事選では、志半ばで逝去された翁長雄志前知事の遺志を継ぎ、辺野古新基地建設に明確にNOを示した玉城デニー氏が当選しました。
しかし、安倍政権はこの沖縄の“民意”を無視して辺野古の海への土砂投入を強行しています。
しかも、「辺野古移設反対なら普天間基地の返還はない」という卑劣な二択を迫り、基地に反対する人々を恫喝しています。
そんな状況のなか、今上天皇は「沖縄に心を寄せていく」ことを訴えられました。
1952年4月28日のサンフランシスコ講和条約の発効（本土の主権回復）から、沖縄の復帰までに、20年の歳月を要したことを振り返ったうえで、あらためて「沖縄は、先の大戦を含め実に長い苦難の歴史をたどってきました」と、本土から見捨てられてきた歴史を強調され、「皇太子時代を含め、私は皇后と共に11回訪問を重ね、その歴史や文化を理解するよう努めてきました」と続けたあと、声を震わせ、会見場を見やりながら、「沖縄の人々が耐え続けた犠牲に心を寄せていくとの私どもの思いは、これからも変わることはありません」と。
これは、いまの日本政府による沖縄切り捨てを意識してのものでしょう。
「先の大戦を“含め”実に長い苦難の歴史」、「沖縄の人々が“耐え続けた”犠牲」という言い回しからも、それが本土に“捨て石”とされた沖縄戦のみを指すものではないことは明白です。
現在も米軍基地の押し付けという「犠牲」を強い、県民の基地反対の意思を潰そうとしている安倍首相の姿が今上天皇の目にどう映っているかは想像にかたくありません。
現実に、2013年4月28日、安倍首相の肝いりで行われた「主権回復・国際社会復帰を記念する式典」にあたっては、政府側の説明に対し「その当時、沖縄の主権はまだ回復されていません」と反論し、出席に難色を示されていたといいます。
また、皇太子時代の1975年に沖縄を初訪問したときには、火炎瓶を投げつけられるという事件が起きましたが、事前に「何が起きても受けます」と覚悟を決めていた現在の今上天皇は、その日の夜、「払われた多くの犠牲は、一時の行為や言葉によってあがなえるものでなく、人々が長い年月をかけてこれを記憶し、一人一人、深い内省の中にあって、この地に心を寄せ続けていくことをおいて考えられません」と談話を発表されました。
在位中最後となった今年の訪問も含め、沖縄を11回訪れられた今上天皇は、天皇としての最後の誕生日会見で、あらためて、「沖縄の人々が耐え続けた犠牲に心を寄せていく」と宣言されたことは、現在も政府が沖縄を虐げていることを深く憂慮する発言に他ならないでしょう。
会見では時間をかけて平和と反戦への思いを語られたのですが、そのなかには、安倍政権が扇動している歴史修正主義に釘を刺すくだりもありました。
今上天皇は「そうした中で平成の時代に入り、戦後50年、60年、70年の節目の年を迎えました。先の大戦で多くの人命が失われ、また、我が国の戦後の平和と繁栄が、このような多くの犠牲と国民のたゆみない努力によって築かれたものであることを忘れず……」と述べ、一層力を込めながら「……戦後生まれの人々にも、このことを正しく伝えていくことが大切であると思ってきました。平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵しています」
日本は戦後、戦争によって直接的に人を殺すことも殺されることもなく、平成の時代を終えようとしています。
しかしながら、それを継続していくには、戦争の加害と被害の記憶を継承するのみならず、「正しく伝えていくことが大切」と諭したのです。
安倍首相は慰安婦問題や南京事件など戦時中の国家犯罪を打ち消そうとする動きを加速させ、歴史教育に対する介入を強めてきました。今上天皇が、戦争の歴史を、単に「伝えていく」というのではなく、あえて一歩踏み込んで「“正しく”伝えていく」と形容されたのは、こうした安倍首相による歴史修正への警告ととらえた方がいいでしょう。
誕生日会見での今上天皇の言葉をひとつひとつ見ていくと、今上天皇は淡々と平成30年のあゆみを振り返ったのではなく、戦争の歴史と近年の社会状況を強く意識し、覚悟をもって“最後の会見”に臨まれたことがわかります。
今上天皇が踏み込んだ“護憲発言”を行なわれた2013年の誕生日会見以降、安倍官邸は宮内庁への締め付け、皇室へのプレッシャーを強化し、天皇・皇后のリベラルな発言を封じ込めようとしてきました。そんななかにあって今回、天皇は“安倍政権への箴言”を敢然と繰り返したのです。
今上天皇は、官邸からの圧力に抗してでも自らの思いを人々に伝えねばならなかったからでしょう。
「私は即位以来、日本国憲法の下で象徴と位置付けられた天皇の望ましい在り方を求めながらその務めを行い、今日までを過ごしてきました。譲位の日を迎えるまで、引き続きその在り方を求めながら、日々の務めを行っていきたいと思います」
「天皇としての旅を終えようとしている今、私はこれまで、象徴としての私の立場を受け入れ、私を支え続けてくれた多くの国民に衷心より感謝するとともに、自らも国民の一人であった皇后が、私の人生の旅に加わり、60年という長い年月、皇室と国民の双方への献身を、真心を持って果たしてきたことを、心から労いたく思います」
今上天皇は、日本国憲法で位置付けられた「象徴」としての天皇を国民が「受け入れ」たことに謝意を表しました。
これは、象徴天皇が国民の同意が必要な存在であることを示唆したともいえるでしょう。かつ、この憲法にふさわしいあり方を皇后さまとともに模索し、今後も求め続けると宣言されましした。
その天皇像が皇太子にも引き継がれるよう望まれ、最後はほとんど涙ながらでした。
付け加えておきますが、譲位することについても安倍政権が今上天皇の意志を捻じ曲げて一代限りの特例としたことに、今上天皇は今でも不快に思っておられることは明らかです。
今上天皇のメッセージをどう受け止めるかは、わたしたちひとりひとりにかかっていると言ってもいいでしょう。

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